トラタロス<新生児期>~気にしていた5つのこと~

Eyecatch-Shinseizi

よく言われるのが新生児期の赤ちゃんは格別可愛い、良いにおいがする、新生児はすごいんだという話である。正直新生児期のトラタロスを見て全く理解ができなかった。第1子の上に新生児の赤ちゃんハジメマシテの人たちにとって、わからないことだらけでそれどころではないのである。いざ新生児期を過ぎてみると新生児ってなんて可愛かったんだろうと気付いたくらいだ。とにかく新生児期の写真が一番多い。性別を感じさせない可愛さがあるのである。

可愛さはさておき、トラタロスの新生児期で気になっていたところを紹介する。同じような症状について困っている人がいれば参考になると幸いである。

新生児期のトラタロスの様子

気にしていたこと①睡眠について

入院中におとなしく1日寝ているからこの子は手のかからない子なのかしら、と思ったら大間違いということである。この世に生を受けてただただ疲れているだけなのである。世界になじんできたらそれはもう大変なのだ。

入院中―空腹時以外寝ている手のかからない子

基本はお腹が空いたとき以外ずっと寝ていた。しかし3時間おきに起こしてでも授乳してくださいと言われたので、3時間おきにタイマーをセットして起こしていた。
とはいえお腹が空いた時しか泣かないし、夜は寝れないのを覚悟していたのに手のかからない子だなと思っていた。寝ている間、ふぎゃあと泣くのだがトラタロスの場合は寝言(寝泣き)も多かったのである。夫は寝言をよく言うので遺伝だな~くらいに思っていた。

退院後―入院中は夜に寝ていたのに寝ない日が始まる

退院後から本格的に夜の活動が始まった。入院中にすやすや眠ってくれていたのは何だったんだと思うくらい夜中に目がぱっちりと開いているのである。3時間おきに目を覚まさせて授乳するのは良いが、起きた後眠りにつくまでに時間がかかっていた。
更に入院中はベッドに寝かせていれば勝手に寝ていたが、退院後は抱っこしてゆらゆらしていないと眠れないようで眠りにつくまでずっと抱っこである。声を聴くと安心するらしく、ひたすら寝るまで話しかけているか思いつく限りの歌を歌いつくした。ちなみにみんなのうた的な子守唄でなくても大丈夫らしく、μ’sやらゆずやら色々歌った。(最終的にYoutube Premiumに加入して歌う時間をカラオケ練習にしていた。)しかし俗にいう「背中スイッチ」はまだ設置されておらず、眠ったらそっと座布団や布団に乗せても寝続けてくれていた。

気にしていたこと②授乳について

恐らく世のお母さんの一番の悩みは授乳である。飲みすぎても飲まなさ過ぎても心配になる。母乳だと自分の食べている食事でちゃんと栄養が賄えているのかしらと心配になるし、ミルクはミルクで栄養過多になってないかなどなど心配になるのである。また私の場合は混合育児で睡眠不足が辛いので昼は母乳、夜中はミルクにしていたのだが、結局胸が張って眠れなくなって完全母乳に切り替えた。授乳は赤ちゃんにも自分の体にも影響があることなのでとにかく大変なのである。

入院中―母乳が出ないのでミルクで授乳する

私が出産した病院の場合、生まれてすぐ母乳マッサージがあるらしい。らしいというのは、私の出産直後に隣部屋でも赤ちゃんが生まれてんやわんやで忘れ去られていたのである。そのため入院中はずっと母乳が出ず授乳は形だけで基本はミルクだった。退院日になって、私の出産を担当した助産師さんが母乳マッサージをしていないことに気付いて慌てて部屋に来て母乳マッサージをしてくれた。それからは母乳はよく出るようになったので退院後は基本母乳である。なので本当はその母乳マッサージで授乳について詳しいレクチャーがあったらしいのだが私はさらっと看護師さんに聞いて簡単な話しか聞いておらず、そのレクチャーの存在も知らず自己流で授乳をしていた訳である。(ということを後日知る。)
更に病院からは自分で母乳マッサージをするよう言われており、方法が書かれた紙を渡された。私はちゃんと読んでいなかったので割とさぼり気味で、母乳が出づらいタイプだと看護師さんから思われていたようだ。入院中はとりあえず形だけトラタロスに吸わせるだけ吸わせて、母乳は出ないのでミルクを分量通りに与えていた。ちなみに3日間くらいミルクの配合を間違えて濃いミルクを飲ませてしまっていたのだが、トラタロスは特に問題なさそうだった

お好みの胸以外飲んでくれないことを相談したら

お好みの胸というのは、左右のうち好きな方があるということである。そうすると好かれていない方は胸が張ってしまい痛くなるし、胸の大きさに左右差が出てしまうので平等に飲んでもらうことが理想らしい。特に母乳が出ていない間はとにかく赤ちゃんに吸ってもらわないと母乳が出ないので何とかしてでも飲んでもらう必要があるのである。トラタロスの場合は左が大好きで右の胸は加えてもくれなかったのだ。看護師さんに相談したところ、ギャン泣きしていても無理矢理吸わせたところ何とか形だけでも数秒吸うようになったのである。これを見てそこまで無理矢理吸わせていいんだなと学んだ。
今も左の方が好きなのは変わらずで、残念ながら胸の大きさに左右差が出てしまったが仕方がない。

退院後―一度に沢山飲めず頻回授乳で眠れない

トラタロスは胸を見つけるのが下手だったので見つからないと泣いてしまうのである。赤ちゃんは母乳の匂いがわかると聞いたことがあったので、退院後2週間くらいは授乳前に自分でできる母乳マッサージをして母乳を分泌させてからくわえさせて飲ませていた
またトラタロスは飲みながらすぐ寝てしまうタイプで、飲みたいだけ飲ませると片方の胸で満足して寝てしまうのである。とりあえずまずは苦手な右を数秒でも良いから無理矢理くわえさせつつ、離したら左を吸わせるということをしていた。しかしいつまでたっても片方飲んだら寝てしまうような子だったのですぐお腹が空いて目が覚めるようになるのである。

母乳外来に授乳の相談をしに行ってみた

トラタロスは片方飲んだら満足して寝てしまうので頻回授乳となり私は眠れないし、飲んでも吐き戻しが多くちゃんと栄養が取れているのか心配になってきて生後2週間頃に一度母乳外来に行ってみた。結論としてはげっぷをさせると目が覚めてもう片方も飲むからげっぷさせて飲ませること、その他は特に問題なし、ということであった。吐き戻した分は飲んだけど飲みすぎちゃった分を出してるのよ、とのことである。そして全く関係ないがそこで初めて赤ちゃんのげっぷが「げふうっ」と出るのを知ることとなる。(今まで「けふっ」とした気がする、と思ってそれをげっぷだと思っていたのだ。)恐らくこれが授乳のレクチャーに含まれていたのだろう。
また眠れないので夜はミルクと母乳にしたいが気を付けることはあるか聞いたところ、担当した助産師さんが母乳推奨派だったのであまり解決にならず、変なことをするのも怖いのでもういいやと睡眠不足覚悟で母乳で頑張ることにしたのである。

げっぷが出ない

母乳外来でげっぷの出し方を教わったものの、結局家に帰ってみるとげっぷがうまく出ないのである。母はげっぷを出すのが何故かうまく、母がいる時は授乳後にげっぷを出してもらっていた。しかしげっぷを出させても母乳外来で教えてもらったように両方の胸を飲ませられることはなく、そもそもげっぷをしても起きないのである。結局どんどん体は大きくなるが一度に飲める量は少ないので頻回授乳は変わらず、前回どちらの胸を飲ませたのか覚えておいて授乳するようになった

吐き戻したミルクに血が混じっていた

ある日いつものように授乳後吐き戻しをしてしまい、ガーゼで拭いたらガーゼがピンク色に染まったのである。慌ててみるとトラタロスの口に血がついており小児科へ連れて行った。優しいおじいちゃん先生だったのだが、どこかの粘膜がたまたま血が出ていただけで問題ない、初めてのお母さんは色々心配になるけど大丈夫だからね~~~~とのんびり言われたのである。更に体重が結構重くてむしろ大笑いされたくらいである。
粘膜がたまたま血が出ていただけってどういうこと???となって聞いてみたが詳しい説明はかわされてしまいよくわからなかったが(恐らく説明したらしたでまた心配になるだろうと説明しなかったのだと思われる)、まぁ問題がないということで良かった良かったと思うことにした。

気にしていたこと③トイレについて

入院中―特に問題なし!

ぐっすり寝ている赤ちゃんを授乳のために起こすのはおむつ替えである。そのため3時間おきにおむつ替えをしていた。トラタロスの場合は、飲んだら出すタイプだったので、せっかくおむつを替えてもミルクを飲んでうんちをしてしまうので、結局またおむつを替える必要があった。しかしただおむつ替えが頻繁なだけで、便秘もなく病院では特に指導は入らなかった。

退院後―ミルクを飲んだらうんちが出にくくなってしまった

快便さんは相変わらずで最も心配なかったのがトラタロスのトイレの問題である。むしろ授乳中に私の服に流れ出てくるほどうんちとおしっこをしていたくらいである。
しかし基本的に私は胸が張るので母乳をあげていたのだが、どうしても寝たいときにミルクを挟んだところトラタロスのうんちが出にくくなってしまったのである。そうするとこちらも心配になってしまうので、うんちの心配するよりも母乳をあげた方が心の負担が軽かったので完全母乳にシフトすることにした

気にしていたこと④体重について

入院中―全然体重が増えない

トラタロスは飲んだら飲んだ以上のものを出してしまうタイプだったらしく、入院中はどんどん体重が減ってしまった。通常は生後2、3日したら体重が増加し始めるのだがトラタロスはどんどん痩せてしまったのである。赤ちゃんの体重が増えなかったので先にお母さんだけ退院してしまったという話を読んだことがあり、一緒に退院できないのではととても心配した。
小児科の先生が来る日があったので相談をしたところ、今までのむくみが取れているだけなのか、早産の影響か、体重を測る前にいつもうんちをしているのでそれで痩せているように見えているのかもしれない、という話であった。36週の早産だったが生まれた時は3000g超えの元気な子だったのでまさか早産の影響がそこで出るとは、と初めて心配になったのである。しかしトラタロスは土壇場で力を発揮するタイプだったようで、退院前日になんとか気合で10g程体重が増えたので無事退院することができたのである。

退院後―体重が増えすぎる

入院中に体重がなかなか増えなかった上に、先程紹介したようにトラタロスは授乳中すぐ寝てしまうので退院後も正直体重が増えている気が全くしなかった。どうしても心配になり退院後3日後くらいに体重計を買ってみた。そうするとやはり体重は増えておらず大丈夫なのかしらと心配になってきた。しかしある日を境に突然体重が増え始めるのである。
いつ頃かは忘れたが、急に体重が毎日70g程、最高で1日100g程増える日々が始まったのである。新生児期は20-30gの増加が目安で~とよくネットに書いてあるのだがトラタロスはその3倍以上増えているわけである。それはそれで大丈夫なのかと思い心配ながらも1か月健診の時にまで待って聞いてみたところ、離乳食が始まるまではどんな体重の増え方でも大丈夫、逆に離乳食が始まって体重が増えすぎの場合は食べすぎです、とのことだった。順調ならもう何でも良いや、と思った次第である。

気にしていたこと⑤乳児湿疹について

ゆるトラの父がアトピー持ちのため、ゆるトラの父が一番気にしていたところである。乳児湿疹だとわかっていても心配になっちゃうのである。

入院中―特に問題なし!

ほとんど湿疹らしい湿疹が出ず、白い小さなできものがある程度だった。沐浴練習の際に、乳児湿疹にならないようにしっかりと洗うこと(耳の裏をよく洗い忘れるから要注意)、保湿をしっかりすること、と言われたのでとにかくそれを覚えて帰ったのである。

退院後―ニキビのようなものとぐじゅぐじゅしたものができてしまった

生後2週間頃に顔にぽつぽつとニキビのような湿疹が出始めた。母には「あなたが甘いもの食べすぎだからトラタロスにニキビができたんじゃない?」と言われたくらいである。結局甘いものを食べすぎたせいなのかはわからなかったが、半月ほどするとなくなったので胸をなでおろした。
また、トラタロスは頭蓋骨の形から右を向いてしまう癖があったのだが、右耳に汗がたまって右耳がぐじゅぐじゅになってしまったのである。とにかく沐浴で右耳をよく洗い、よく拭き、保湿クリームをべたべたに塗り続けたところ1か月くらい経ったら何とか治ったのである。
夫はアトピーでかゆいととにかくつらいのを身をもってわかっているので、保湿クリームをべっとべとに塗りたくって予防できるのであれば予防したいとのことだった。そこでゆるトラ家の方針としてお肌に関するものはお金に糸目はつけないとなったのである。トラタロスは今でもゆるトラの母よりも良いものをふんだんに使ってお肌がもっちもちである。

最後に

新生児期は心配ばかりでかわいがる余裕がなかったと言えばなかったが、ふとした時に写真を撮ったりどうしても夜中寝ないときは割り切ってトラタロスの動画を撮ってみたりと楽しかったと言えば楽しかった。余計な心配をしてしまうのが親なので、里帰りをしていたら自分の親に「そんなの大丈夫よ~」と言われても逆にイライラしてしまう場合もあるのである。しかし、子供が可愛いなとふと思う瞬間があれば初めての育児としては上出来なのではと思っている。

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