出産祝いに続き、お正月にお年玉でがっぽり稼いだトラタロス。トラタロス専用の銀行口座を開こうと思ったところ、マイナンバーカードが必要とのことでマイナンバーカードを作成した。写真撮影や受け取りに戸惑ったので、そんな方の参考になればうれしい。
目次
①行政から通知カードの受け取り
出生届を出すと行政から通知カードが送られてくる。大体は1か月程度で届くことが多いようだ。
通知カードを受け取ると申請ができるが、申請方法は以下の4つある。
- スマートフォンによる申請
- パソコンによる申請
- まちなかの証明写真機からの申請
- 郵便による申請
郵便での申請のみ、名前等の記入を紙に書き込む必要がある。それ以外は画面に必要項目をデータ入力だ。郵便だと書き込む人の字が汚いと間違えられてしまう可能性があるので、個人的にはスマホでの申請がオススメである。(特に育児をしている世代の大体の人はスマホで行うかと思うが…)と言うのもスマホで写真撮影をして、そのままデータ提出ができるからというのと、アプリを通して証明写真の撮影をすると、適切な写真の規格(証明写真の大きさに対して写っているべき顔の大きさなど)に沿って撮影することができるからである。従って以下に紹介する方法はスマホでの申請方法である。
参考 マイナンバーカード交付申請マイナンバーカード総合サイト②スマホで赤ちゃんの顔の写真撮影
一番苦労するのはここである。何をするのか分かっていない赤ちゃんの証明写真を撮るのは一苦労だ。寝ている赤ちゃんであれば微動だにしないのでいくらでも撮れるのに…念のため総務省のマイナンバーのページを見てみると、真顔の目が開いている顔を「正常」、笑顔の目が細い写真を「平常の顔貌と著しく異なる」としているので寝顔はさすがにダメのようだ。
参考 顔写真のチェックポイントマイナンバーカード総合サイト赤ちゃんでも背景が白で顔が映っている必要があるのだが、撮影方法は調べると2通りある。後程1つずつ説明するが、実際にやってみた撮影時のポイントは下記の通りだ。
・赤ちゃんがご機嫌な時間に撮影する
・赤ちゃんはあちこち向くのでお気に入りの音で気をひく
また、後から見てみたところ、証明写真で背景が陰になっていた部分はマイナンバーカードの担当者が少し背景を直してくれたようだった。
方法1:白い布の上に赤ちゃんを寝かせて撮影する
ゆるトラ家が撮影したのはこの方法である。トラタロスがご機嫌な朝の時間に、ゆるトラの父の仕事用の白いYシャツの上に寝かせて写真撮影をした。これであれば赤ちゃんの頭部分だけ白ければ良いので、小さい布やハンカチでもなんとかなるのでおすすめの方法である。
方法2:赤ちゃんを抱っこして白背景の所に立ち、抱っこしている人は白い布をかぶって撮影する
赤ちゃんをご機嫌な状態で撮影することができる方法である。しかし、都合よく抱っこしている人を隠せるほどの白い布があるとは限らない。お布団カバーやベッドカバーが白いおうちではできる技である。
③スマホでマイナンバーカードの顔写真提出
通知カードを受け取った際に入っていたサイトに入り、赤ちゃんの顔写真の提出及び必要事項の入力をする。これが終われば申請完了だ。これでやることはほぼ完了で、あとはマイナンバーカードの担当者に頑張っていただくだけである。
④マイナンバーカード交付通知書(はがき)を受け取る
マイナンバーカードができたお知らせは郵便で届く。こちらに受け取り場所や受け取り方法が書いているので確認が必要だ。我が家が所属している自治体は予めネットで受け取り予約が必要だった。
⑤受け取りにあたり必要な証明書があるか確認
④でもらったお知らせに、受け取りにあたり必要な証明書が書かれている。基本的に赤ちゃんに必要な持ち物は下記と紹介されていることが多い。なお、受け取る前提としては赤ちゃんの親が受け取ること。また、赤ちゃん本人が受け取りの場に必ずいる必要があるのでご注意。
・交付通知書(はがき)
・本人確認書類
・代理人の本人確認書類
・代理権者の確認書類(場合によっては不要。後程説明)
さらっと書いたが、赤ちゃんの本人確認書類とは何か。しかも、もちろん赤ちゃんは受け取れないので親が受け取る(=本人ではない)ので代理人の本人確認書類が必要である。すなわち代理人である証明が必要なのだが、その持ち物ってとは。実際に受け取りに行ったが必要な書類は以下の通りだった。
参考 いよいよ取りに行こうマイナンバーカード総合サイト赤ちゃん/代理人の本人確認書類
上記で紹介しているURLでは、本人確認書類は以下と言っている。
- 住民基本台帳カード(写真付きに限る。)・運転免許証・運転経歴証明書(交付年月日が平成24年4月1日以降のものに限る)・旅券・身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳・在留カード・特別永住者証明書・一時庇護許可書・仮滞在許可書のうち1点
- これらをお持ちでない方は、「氏名・生年月日」または「氏名・住所」が記載され、市区町村長が適当と認める2点 (例)健康保険証、年金手帳、社員証、学生証、学校名が記載された各種書類、医療受給者証
当然この世に生を受けたばかりの赤ちゃんは①は持っていないので②を持って行く必要がある。そのため、市区町村長が適当と認める2点が必要なのできちんと交付通知書に同封されている所属の自治体の受け取り方法を読んでおく必要がある。ちなみに我が家が実際に持って行った本人確認書類は以下である。
・赤ちゃん本人の健康保険証
・小児医療証
代理人(親)の本人確認書類はそれこそマイナンバーカードなど、沢山お持ちかと思うので特に問題はないだろう。
・運転免許証
今回はゆるトラの父の運転免許証を提出した。ちなみに私は運転免許証よりもマイナンバーカードを出す派である。そっちの方が自分で撮った分写りがまだマシだからだ。
代理権者の確認書類
赤ちゃんの代理人ですよ~ということだが、そもそも赤ちゃんは委任状なんて書けないしどうやって証明するのかと言う話である。結論から言うと、親が受け取りに行き、子どもと親が同一世帯で、行政側で住民票で親子関係が確認できる場合は証明書類の持ち込みは不要である。そのため我が家は特に証明書類は持って行かなかったが受け取ることができた。ちなみに戸籍全部事項証明書を持って行けば間違いなく受け取ることができるが、出すのにもお金がかかるので不要だろう。
⑥マイナンバーカードの受け取り
受付で必要な証明書を出すとマイナンバーカード交付となる。先程記載した通り、赤ちゃん本人も一緒に行く必要がある。そして一応赤ちゃん本人かどうか顔の確認もされるのだ。
⑦暗証番号の設定
本人確認が取れると暗証番号の設定である。恐らくこのブログを読んでいる大体の皆さんが、自分のマイナンバーカードを作った時に英数字両方を入れた暗証番号と4桁の暗証番号の設定をしたはずである。しかし、子どものマイナンバーで行う暗証番号の設定は4桁の暗証番号だけである。英数字両方を入れた暗証番号は署名用電子証明書用の暗証番号だが、こちらはe-Taxなどインターネットを使用した電子申告に必要な暗証番号なので、そういったことをしない子どもは設定はしない。4桁の暗証番号の設定が完了すれば受け取り完了だ。なお、20歳未満の子どもは成長が著しいので5年に1度マイナンバーカードの更新が必要である。きっと5年後には白背景に立って証明写真を撮ることができるだろう。そんな成長を想像するのも楽しいものである。
最後に
現在、マイナンバーカードは色々な身分証明として利用できる。あると意外と便利だったりするのだ。とはいえ今の所銀行口座の開設くらいしか利用したことはないが、これから色々と身分証明書は求められると思っている。不要だったとしても何かの時のために、皆でわいわい写真を撮りながら申請し、5年後にこんなことをしながら申請したね、と思い出話をするのはいかがだろうか。