首の座っていない生後3か月と電車(在来線)に乗るには。~赤ちゃんとお出かけしたい~

Eyecatch-Zairaisen

首都圏は車よりも本数が多く定刻で動く電車が便利である。しかし子供が生まれ、いざベビーカーで移動しようと思うと今まで自分ですたすた移動できていた部分がどううまく移動できなくなるのか想像がつかない。本記事では私が実際に初めてベビーカーで移動した時につまずいた所を紹介したい。今回はこんなこともあるんだへー、くらいのつもりで読んでいただけるとありがたい。なお、荷物は下記の記事に紹介している「1時間以上の外出が予想されるお出かけ<お出かけ時の基本の持ち物>」の内容を持ち歩いている。

Eyecatch-Nimotsu 赤ちゃんとお出かけをしたい―我が家のお出かけ時の荷物の基本形(首の座っていないねんね期~)

電車に乗るために

エレベーターに乗りたいのに

エレベーターが見つからない

今までエスカレーターや階段で最短で移動していた人はエレベーターがどこにあるのか把握していないのではないだろうか。まさしく私がそれである。
今まで意識せずに移動していたが実は駅は結構上がり下がりの移動が多いのだ。地上から改札階へ向かう、改札階からホーム階へ向かう、電車から降りて改札階へ向かう、地上に出る。4回くらいはエレベータに乗る必要がある。様々な在来線が乗り入れるターミナル駅だと目的のホームにつくまでにエレベーターを何度も乗り継ぐ必要がある場合もある。
すこし電車の移動に慣れてきた私が今でも一番緊張するは電車からホームに降りて改札階に向かうエレベーターを探すところである。何故かというと、ただでさえベビーカーで場所を取っているのにエレベーターの標識を探すのにうろうろするだけで、すでにできている階段・エスカレーターに向かう人の流れを遮って邪魔になるのである。初めてベビーカーでホームに降りたとき、階段の目の前に降り立ってしまって後ろにはもう人の流れができているから方向転換もうまくできないし、だから電車のドアをふさいでしまって後ろの人が電車を降りれないし待っている人も電車に乗れないしで大変焦ったのがトラウマである。
可能であれば日ごろからよく使う駅だけでもエレベーターや階段の位置を把握しておくのが大事だと感じた。また、今後はエレベーターを必要としてそうな人には声をかけようと思ったものである。

エレベーターは想像以上に混雑していて乗れない

ベビーカーで出かけるときは子供の活動時間であるお昼間が多いと思うが、自分たちの移動がそうということは他のご家庭も同じ時間帯に移動するということである。ベビーカーで大混雑、そこに旅行で荷物が多い人や階段・エスカレーターの利用が難しい方が加わるとエレベーターは想像以上に大混雑なのである。今まで主に会社に行く時、帰る時に見ていたエレベーターは空いていたので気にも留めていなかったがお昼間は様変わりするのである。
平日休日関わらず、特にお昼間はエレベーターが混雑しており乗れずに何度か見送ったこともしばしばあった。特に首が座っていないトラタロスのようなまだ生後間もない子供がベビーカーに乗る場合は、背もたれを起こすことができないのでかなりスペースを使うので乗れない場合があるのである。そうするとかなり余裕を持って出かけたはずなのにエレベーター待ちで想像以上に時間が経っている場合がある

時間に余裕を持って出かけるというのは言わずもがなだが、自分が思ってもいないところで時間を食う場合があることも念頭に入れておきたい。

電車内でベビーカーを停めたい

フリースペースを利用する 

フリースペースというのをご存知だろうか。フリースペースとは、一部の座席をなくし車椅子やベビーカー、大きい荷物を置くことができるスペースである。あまりベビーカーが利用しない通勤ラッシュの時間帯にはむしろ座席がない分、たくさん人が立てるので特に使う必要がなくてもあると有難かったりするスペースである。

最近は大変有り難いことに、在来線にこのフリースペースが増えておりベビーカーで電車に乗ったはいいもののどこに停めたら良いのか所在なさげにしなくても良いのである。(子供が生まれたら絶対そんな風になると思っていた。)しかしまだ在来線では全車両に設置されているわけではないので、フリースペースを利用しようとベビーカーが逆に集まりすぎてしまって混雑してしまっているのが現状である。最新の電車には全車両に設置されている場合もあるので今後に期待だ。

おむつを替える必要が出てきた

おむつ替え用のトイレが見つからない

東京駅のようなターミナル駅以外、在来線の駅ではおむつ替え用のトイレや多目的トイレがまだ設置されていない場合があるのが現状である。そのため、例えば乗り換えるついでにおむつ替えをしようと思っても駅の構内ではできない場合がある。そんな時は、おむつ替えのために改札を出て外のファミリー層向けの大型施設を探して入ったりする必要がある。
恥ずかしい話、特に首都圏であればおむつ替え用のトイレはどの駅にも設置されていると思っていたし、子供と一緒に入れるトイレがあればおむつ替えだってできるだろうと勝手に思っていた。子供が座れる台があるのとおむつ替えの台があるのは別なのである。また、片手で検索しながらベビーカーの子供の様子を確認しながらの移動もなかなか難しかったりするのだ。私は全く考えが及ばずだったので移動しながら夫が検索してくれて事なきを得たのだが、出かける前に出発駅、目的駅、乗換駅など主要ポイントでおむつ替え用のトイレがあるかどうか確認しておくだけでも駅の中を無闇に彷徨わずにすむのでオススメである。

子供のご機嫌が悪くなった

子供の忍耐に合わせる

トラタロスはまだ小さいので、基本的にベビーカーで移動すると眠くなって眠っていることが多いが、それでも目が覚めてご機嫌斜めの怪人グジュタロスに変貌する時がある。人が少ない時間帯は気を惹ける鈴が鳴るおもちゃを電車内で鳴らしてみたり、抱っこして外の景色を見せると一時的に上機嫌とはならないもののご機嫌がよくなる時がある。
とはいえそもそも生後100日程度しか経っていない小さな赤ちゃんなのだ。ベビーカーに乗っての移動自体、充分我慢しているのにそれ以上の我慢を求めるのは酷である。その時は潔く電車を降りて機嫌が戻るのを待ったり、タクシーに乗り換えることが良さそうである。

最後に

予定より早めの出発を

子供を連れると想定外の事が起こるのが常である。そんなことは子供を持つ前から話に聞いていたし分かっていたつもりだった。子供がぐずるのは想定内だぜ、くらいに思っていた。しかしそれ以外のエレベーターの混雑や、おむつ替え用のトイレが見つからないなど自分が気付きもしなかった部分で目的地に到達するまでに時間がかかるのである。子育てのプロは予定の2時間前にというのもよく聞く話で、実際に体験してみてそれがよく分かった。ぜひ私の体験談をもとにお出かけの予定を組んでいただけると幸いだ。

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