うんちに血が混ざってしまうのでトラタロスが検査入院することに…!コロナ等の感染症患者のために隔離用の個室を確保しておく必要があり、感染症の疑いがないトラタロスは大部屋での入院しかできないとのことだ。しかも個室は24時間親の付き添いが可能だが、大部屋では親の付き添いは不可と判明した。トラタロスが入院するにあたって付き添いができないと分かった時、次から次へと不安が生まれたのは言うまでもない。特に調べたのが「赤ちゃん 入院 付き添い できない」という単語である。しかし検索で何故か引っかかるのはのは「付き添いが辛い」という経験談ばかり。しかも「赤ちゃんを1人だけで入院させるなんてアリエナイ」と言ったようなコメントまで見つけてしまって落ち込むばかりであった。しかしこういったコメントも、付き添いができる(選べる)ことが当たり前だった時代のコメントである。また付き添い入院に必要だった物〇選!みたいな記事も見つけて、本来赤ちゃんが入院する時に親が付き添うのは当たり前の事なんだと改めて知らしめられた。このコロナの異例の事態となるまで赤ちゃんの付き添いができない入院なんて誰も経験をしたことがないということだけがわかった。せめて私達が感じていた親の不安と実際どうだったかを少しでも他の親御さんのためになればと思い紹介する。
・入院は患者のみ。面会も禁止。
・例外として小児科のみ決まった時間内で面会OK。
・面会は1日両親のどちらか1人まで。1日のうちに交代して面会することは不可。
・体温が37度以上の人は面会できない。
・不織布マスクの上に布マスクという2重マスクをした人のみが面会可能。
・1度病棟から出たら戻ってきて再度面会することはできない。
・個室のみ付き添い可(ただし現在は個室・準個室はコロナの隔離用として利用)
目次
ゆるトラ家で感じていた付き添いができないことへの不安
①苦労して作り上げた赤ちゃんとの信頼関係が崩れてしまうのではないか
例えば、面会時間が終了して私が立ち去った後、トラタロスはどんな思いをしているのだろうか。私がもうすぐ戻ってくると信じて待っているトラタロスが、私が帰ってこないと悟った時にどんなことになるんだろうか。ずっと私の帰りを待っているトラタロスを想像するとかわいそうで私は入院が決まった日から泣いていた。そして、私が立ち去って帰ってこないと分かった時、もう親の事を信用してくれないのではないかと怖かった。
また、ゆるトラの父は平日だったため1日も面会に行くことができず顔を忘れられてしまったのではないか、覚えていても信頼が崩れてもう笑ってくれないのではないかと心配していた。
実際のトラタロスの様子
実際はどうだったかと言うと、やはり入院2日目に会ったらそれはそれは声がガラガラで憔悴した様子だった。私が帰ってくるのを信じて泣いて待っていたのだろうと思うととてもとてもかわいそうだった。しかし、では私とトラタロスの間の信頼関係が崩れてしまったのかと言うとそうではなかった。憔悴しながら泣いていたトラタロスも、ふと我に返って私を認識すると嬉しそうに笑ったのである。入院中は起きている間、とにかく私が見えるのが嬉しいらしく目が合うたびにずっと笑っていた。また、状況は理解できていないものの私が会いに来てくれることだけは理解できたのか、入院3日目からはかなり元気に過ごしているようだった。看護師さんにも「お母さんが来ると嬉しそうですね~」と言われたのでうれしかったのだろう。
ゆるトラの父に対してはどうだったかと言うと、退院日は残念ながらトラタロスは目を合わせてくれなかったものの、翌日は少しずつ笑いかけてくれるようになった。
②赤ちゃんを泣かせっぱなしで相手をしてもらえないのではないか
看護師さんは保育士さんではないことは重々承知なので多少放っておかれても仕方ないと思っていたものの、それでも心配なのが親心である。決まった時間にしか来てくれなくてずっと泣いているのではないか、ずーっと1人で寂しくしているんじゃないかと心配だった。
実際のトラタロスの様子
入院2日目に泣きに泣いたのだろうというガラガラ声のトラタロスに会った時はやっぱり相手をしてもらえなかったのでは…と思ったものの授乳やおむつ替えの記録を見た限りだと少なくとも2時間に1回は見てもらえていたようである。また、その他にもお昼の担当の方が夜の様子や午前の起きた様子をわざわざ報告しに来てくれたりもしたので、放っておかれたという印象はなかった。一緒に遊んでくれた看護師さんもいたようで、その時の様子も教えに来てくれた。
しかし他の入院中の子を見ていた限りだと、どんなに看護師さんや保育士さんがいようとも結局子どもはお母さんお父さんが良いのである。そのため、看護師さんがなだめても大泣きする子は大泣きし、きっとトラタロスもそうだったんだろうなと思った。よく考えれば2時間程親に預けてお留守番してもらっただけで大泣きするのである。見慣れたじじばばでもダメなので看護師さんや保育士さんなら余計そうだろう。
また、看護師長さんとお話しする機会があったのだが、「今日も元気に泣いていましたよ~」と言われた。泣いている様子も医療従事者にとっては健康状態の判断基準の1つになるのだろう。そう思うと家ではないので仕方がないかと思うようになった。ちなみに他の赤ちゃんも声はガラガラだった。
③夜に眠れないのではないか
トラタロスはねんトレをしていないので1人で眠れない上に、夜泣きらしきものも始まり、寝かしつけが必要な手のかかる子である。親が見当たらず泣いて泣いて眠れないのではないだろうかと、とても心配だった。何とか個室にできないかと思ったのもこの夜泣きの様子のせいである。1人で入院なんて無理だろうと思うくらいだったのだ。
実際のトラタロスの様子
さすがに夜はぐっすりという訳にはいかなかったようで、とにかく私が来る面会時間に抱っこしてもらうのが一番よく眠れるらしく、面会時間の半分は寝ていた。特に病院はトラタロスの聞きなれない音も沢山あり、お昼寝中もびっくりしている時があった。夜は余計に眠れなかっただろう。
私が夜の様子を聞いたのもあるかと思うが、気の利く看護師さんが担当だった日は夜の様子(1時間おきに起きてしまったなど)をメモに残しておいてくれており、決まった時間だけ見に来ていたわけではなさそうだなと言う印象を受けた。
最後に―2日目を乗り越えるまでが親子どちらも大変
実際に1人で入院させて思ったのが、入院2日目を乗り越えるまでが親子どちらも辛いのである。実際に入院させてみないと赤ちゃんがどうなるかが分からないので、悪い想像ばかりしてしまうのである。特に自我が芽生え始めた赤ちゃんは、親を認識し始めるので余計に悪い影響が出るのではないかと心配である。(と言うこともよくわかる、お医者さんにも説得された。)しかし、赤ちゃんはそう簡単には親を見捨てたりしないし全幅の信頼を寄せてくれているのだと改めて感じた入院期間だった。そのためトラタロスの信頼を裏切らないためにも面会開始時間の30分以上前からスタンバっていたし頑張ることができた。(病院の人にはまたあのお母さんだと思われていたと思う。)美談にするつもりはなく、入院しないのが一番だが、赤ちゃんをもう少し信用していても大丈夫だったんだなと思った。というのは後から言える話であるので今から1人で入院させる親御さんは本当に本当に心配されていると思うし自分が実際にそうだったので、少しでも不安が取り除けることを祈って本ブログを書かせて頂いた。