スマホが主流となった現代、便利なアプリが沢山出てきている。妊娠・出産・育児も例外ではなく、様々な企業が趣向を凝らしたアプリをたくさん出してくれているのだ。最近は夫婦で情報共有できたり、夫婦で妊娠・育児のことを勉強できるアプリもある。今回は個人的に利用しているアプリを5つ紹介したい。どんなアプリを使うか悩んでいる人の参考になれば幸いである。
毎日使った(使っている)アプリ
妊娠中・出産時
ninaru
毎日開くと妊娠中のプチ情報や胎児の情報を教えてくれるアプリで、ゆるトラの母イチオシアプリである。プチ情報に関連した詳しい内容の記事も出てくるのでその場で読むことができるのも良い。私の場合、働いていたので妊娠についての勉強をしようと思ってもまとまった時間が取れず、このninaruの毎日のプチ情報と関連記事でちょこっとずつ知識を集めるということをしていた。
また同じ月数の体験談のページもあるので、そこで他の妊婦さんはどんなことをしているのか、どんなことをお医者さんに言われたのかなどを見ることもできる。
出産時の陣痛を記録機能もついているので、「これって陣痛かな」と思ったらそのページを開き、いつ始まっていつ終わったかを記録すると間隔を計算してくれる。
基本的にninaruで妊娠・出産の大体のことがまかなえると考えている。絵柄も優しくて可愛い。
ちなみに下記記事で陣痛間隔を計測したのもこのアプリで行ったことである。
前駆陣痛と本陣痛の違いがわからないけど本陣痛と判断した理由!36週(予定日より1か月前)だけど本陣痛が来た…!ninaruの良い点
私がこのアプリを使って良かったと思っているのは2点あり、1点目はプチ情報に関連した記事をプチ情報の下に出してくれることである。例えば、「今の時期は〇〇が痛くありませんか?これは妊婦さんにはよくある症状なのです」のような妊娠中の不調のプチ情報が出る日は、その下に「〇〇が痛いときはどうしてた?」のような関連記事が出てくるのだ。そのため気になった情報をすぐ下の記事で読めるので、疑問点が残らずすっきりするのである。
2点目は「パパninaru」「祖父母ninaru」という、見た通りのパパになる人向け、祖父母になる人向けの関連者向けアプリが出ていることである。しかも名前が良いのだ。このアプリのおかげで「もうすぐパパになるんだ!」「もうすぐおじいちゃんおばあちゃんになるんだ!」とうれしいのである。そのため、アプリを毎日開いてくれるので妊婦さんが夫側に知っておいてほしいプチ情報などもきちんと読んでくれるのだ。(私の両親も毎朝これを開くのが楽しみだったらしい。)初めは後程紹介するトツキトオカというアプリをゆるトラの父に教えていたのだが、全然開いてくれず「パパninaru」を教えると毎日開いてくれるようになったので効果は実証済みである。
基本的に毎日出るプチ情報はninairuと関連者向けのninaruの内容は同じで、今ってこんな状態なんだねと共通の話題となる。またゆるトラの父などは「流産する確率ってこんなに高いんだ!」など意欲的に妊娠や胎児について読んでくれていた。ただ、ママ向けのninaruと違ってパパninaruは体験談や関連記事が出ないらしく、今後はこのあたりが開発されると嬉しい。
ninaruで不足していると思った点
カレンダー機能がないので不便だなと思ったことが何度かである。妊娠何週何日目かというのは当日分は分かるが、全体を見通せないのだ。例えば、安産祈願をしたいけどいつかな、と思った場合に安産祈願をする5か月に入る時期や、犬の日などを知りたい。しかしninaruだとカレンダー機能がないので、自分で計算するか他のアプリを使う必要があるのである。最終月経日や出産予定日を登録しているので、せっかくだったら計算してほしい。私はこのカレンダー機能のみを使うために後程紹介するトツキトオカを利用していた。
育児
ninaru baby
使い勝手は上記niniaruと全く一緒である。 毎日開くと育児のプチ情報を教えてくれるのだ。こちらには体験談、関連記事の他に育児で利用できる赤ちゃんの好きな音や、予防接種スケジュール、天気から見る当日のおすすめの服装や、ざっくりとした成長スケジュール機能がある。
ninaruではカレンダー機能はなかったが、こちらではいわゆるカレンダーではないものの、「お食い初め」や「ハーフバースデー」などの日付が決まったイベントの正確な日付が分かるようになっている。(もちろん当日が生後何日(生後何か月何日)かもわかる。)また、ざっくりとこの頃から「前歯が生える」なども書かれており成長の指標として利用することもできる。トラタロスは成長がゆっくりしている子なので、スケジュールや体験談を読むと焦ってしまうのであまり開かないようにしている。
ちなみに、ninaruで「生まれたらここをタップ」ボタンを押すとお祝いメッセージとこちらのアプリがそのままダウンロードできるようになっており、育児でどのアプリを使うか悩まずそのまま利用できた。
みてね
こちらは育児に直接的にかかわるアプリではないが、育児で最も重要な家族で写真と動画の共有できるアプリである。アプリをインストールして家族に招待するとそのままアルバムを共有でき、ゆるトラ家の場合は、夫婦の他にじじばばとひいじじばばも見ている。また、コメントを入れる機能があるので動画を見てコメントを入れたり、写真の解説を入れたりと色々な用途として利用できる。更に夫婦設定が完了していると、夫婦間のみで写真を限定公開することもでき、家族全体に見せるまでもないけど残しておきたい写真をアップすることができる。
コロナ禍となってしまい、なかなか遠方の親戚に会えない場合はこちらを使ってみるのはいかがだろうか。ちなみに我が家は毎日アップしないとじじばばから今日のトラタロスの様子はどうなのかと催促が来るので毎日利用している。月毎に写真がまとまっているのでこの時はこんなに小さかったんだな~と振り返るのも楽しい。
有料で年賀状作成サービスや1か月のまとめ動画作成サービスなどがあるので、必要に応じてそちらも利用してみると楽しいかと思う。特に年賀状作成サービスはデザインさえ決めてしまえば年賀状を買いに行く手間がなく、かつ綺麗に印刷された年賀状ができるので大変おすすめである。なお、無料で宛名印刷から投函までしてくれるコースもある。
時々使った(使っている)アプリ
妊娠中
トツキトオカ
こちらはninaruと同じく毎日プチ情報を出してくれるアプリだが、ninaruと違い妊娠中の記録や胎児ネームを付けて楽しむことができる。また、夫婦でIDを共有することで全く同じ画面を見ることができ、今赤ちゃんがどんな様子か、妊婦健診の記録をお母さんが付ければその内容をお父さんが見ることができるのである。また、先程紹介した通りカレンダー機能がついており、犬の日がわかったり、どの日が妊娠何週何日目かわかるので、週数の確認が必要な時に便利である。
私の友人はけっこうトツキトオカを好んで使っている人が多く、こちらも大変人気なアプリである。インスタに今自分のお腹の子がどんな状況がアップしている子もいる。
ゆるトラの夫婦でうまく使えなかった理由
うちの家では、胎児ネームを付けるのに勇気が必要で使うのを敬遠してしまったのである。いろんな思いを込めて名前を付けたいものの気軽に胎児ネームを付けてしまったら、名前も生まれた後も胎児ネームのイメージに引っ張られるのではないかと不安になってしまったのだ。そのため、妊娠中の機能としては十分なので、こういったことを割り切って利用できる方が楽しめるアプリなのではないだろうか。私の友人は胎児ネームに「ジャスミン」とつけて楽しんでいた。
育児
ぴよログ
ぴよログは育児記録用のアプリである。その日の授乳した時間・それぞれの胸を何分ずつ飲んだか/ミルクを何g飲んだかや、うんちの回数、体重など色々とわかりやすいアイコンで記録できるのである。成長曲線もあるので、入力した体重から成長具合を確認することもできる。また、夫婦でIDを共有することで同じ内容を記録・確認することができ、例えば今日はパパとお留守番の日、という日にいつミルクを飲んだかなどを記録しておいてもらうこともできる。
また兄弟も登録することができるので2人目以降もずっと使えるアプリである。ちなみに家庭によってはパパも登録してパパがいつトイレに行ったかを記録していることもあるらしい。
私は日記が三日坊主タイプなので長続きせず、2週間くらいで記録が止まってしまった。しかし低月齢期は病院の診察時や健診時に授乳回数を聞かれるので、健診前の数日間このアプリで授乳の記録をして回数を数えたり、体重の増加が気になっていた時期は毎日体重を記録して成長曲線内に収まっているかを確認していた。子供の成長が気になる時だけでも使うと1つの安心材料になるので便利である。
最後に
個人的には、アプリの機能の他にアプリのデザインの好みでも使う・使わないはあるかと思う。ninaruのデザインは、優しいタッチでゆるトラ家やうちの両親のウケが良く、それで使ってくれたのもあると思っている。
今回紹介したアプリは、私の性格や夫・両親に合ったものを紹介しているので、ぜひ自分に合ったアプリを見つけてみてほしい。またアプリは無料で使えるものが多いので、決め打ちせずに一度使ってみて合わなかったらアンインストールでも良いかと思う。色々とお試しいただくのがオススメだ。