これはトラタロスが3歳、トイトレがほぼ終わりお外でトイレが出来るようになった頃のお話である。
お正月に両親・兄夫婦と車で伊豆旅行に行き、その帰りに熱海でおやつ兼トイレ休憩に入った。その日は高速が混んでいたので下道で帰っていたので海辺で休憩を取ることになった。兄夫婦がおやつの熱海プリンを買ってきてくれている間、公園を楽しんでいたら突然「トイレ!」 とトラタロスが走り始めたのである。こういう時はだいたい大である。私とトラタロスは(汚そうと大人たちが避けていた)海辺の公衆トイレに走り、無事間に合いトイレを済ますことが出来た。
トラタロスが行くと私もトイレに行きたくなり(小)、私がトイレを済ます間に「ママがトイレしている間に自分でズボンを履いてね」と伝えた。私が流す頃にはしっかり準備ができたトラタロス。肌着だけ出ていたのでそれだけ身支度を整えようと手伝った。
「む?」
肌着をズボンに入れようとすると違和感があるのである。そう、何度入れてもツルツルのお尻に手が当たるのだ。パンツの中に肌着が入らないように何度も入れ直すのにツルツルの桃尻に手が当たるのだ。もしや…オムツ替えをしなくなってからズボンの中を覗くことがなくなった私だが、久し振りにズボンの中を覗いた。
見事にお尻である。そう、パンツが上まで上がっておらず半ケツだったのだ。
某有名魔法使いの6作目が出たときにもじられて囁かれたプリンス名「半ケツのプリンス」が思わず頭に思い浮かんだ瞬間であった。