トラタロスが生後半年になった頃、乳首の先(後程乳頭と言うことを知った)に白いプツリとしたものができた。特に痛みはないので放っておいたものの、気になるので手で取れないかお風呂でコリコリ触ってみたら翌日から授乳の度にズキッと痛むようになったのである。白斑だったのだ。自分で悪化させてしまった手前、病院に行くのも恥ずかしくセルフケアで何とかできないか調べたところ、案外自宅で治ることが判明したのである。
乳頭に白斑ができた理由
そもそも白斑とは?
白斑とは、乳首の先(乳頭)に白いプツリとした点のようなものである。授乳する時にチクッ(ズキッ)とした痛みを感じるのだ。基本的には赤ちゃんが生後1、2か月になる頃など授乳に慣れていない頃にできるものらしいのだが、私はトラタロスが生後半年で出来てしまったのである。そのため一般的な白斑のできる時期と違うためもしかして違うものなのでは?と思ったりもしたのだが、色々調べてやっぱり白斑であった。
白斑ができた理由
調べてみると、どの医療のページでも白斑の原因としては「乳首に負担がかかった授乳をしているから」があげられていた。具体的にどのような事かと言うと、よくあるのが下記の様なことである。
- 添い乳など無理のある体勢で授乳をしている
- いつも同じ体勢で授乳をしている
- 乳頭が硬いまま授乳をしている
- 長時間授乳をしている
私とトラタロスの場合、夜は授乳しながらでないと寝なくなってしまったことが原因で、夜に長時間寝落ちするまでずっと乳首をハムハムさせていたことが白斑ができてしまった理由と考えられる。しかも布団の上なのでいつもの授乳の態勢ではなく、あぐらをかいて無理な体勢で背中が痛い中授乳をしていたのだ。そのため、上記でいうと④の長時間授乳が理由で②の通り同じ体勢でずっと授乳をしていることとなり、更に①の変な体勢の上にずっともぐもぐされているので乳首に負担がかかって③の通り乳首が硬くなってしまったのだ。
自宅で行ったセルフケア
白斑ができてしまったので、何となく母乳外来に行かないといけないのかなと思っていた。しかし調べてみると白斑はよほどひどい場合を除けば自宅のセルフケアで治ることができるものらしく、早速実践してみることにした。マッサージなどはやる気力がないので私が行ったのは下の2つのみである。しかし1週間も経たずに白いプツリとした部分がポロリと取れたのである。
- 授乳は赤ちゃんが母乳を吸わなくなった時点でやめる
- 白斑ができた乳首全体に馬油を塗る
①授乳は赤ちゃんが母乳を吸わなくなった時点でやめる
私は授乳中赤ちゃんがほぼ寝かけていても、もぐもぐしているので何となく授乳している気分になっていた。しかし、実際はごくごく言っていないのでくわえているだけである。そのため授乳中に赤ちゃんが乳首を加えていても、ごくごく言わなくなった(母乳を飲まなくなった)時点で乳首から口を離すことにしたのだ。
今まではくわえているだけだからと胸から離すとわーっと泣くので何となくくわえさせていたが、自分のためにも心を鬼にしたのである。以前、入眠用おしゃぶりを試したものの失敗に終わったので、特に道具は何も使わず泣いても抱っこであやすだけである。初めの2日は泣いていたが、慣れてきたのか3日もすれば授乳を早めに切り上げて抱っこに移行しても泣かずに寝たり、抱っこせずそのまま下においてもすっと寝られるようになったのだ。月齢にもよると思うが、ねんトレもできてしまったのである。
とにかくこれだけで乳首への負担、無理な体勢の授乳は解消されたのである。
②白斑ができた乳首全体に馬油を塗る
とにかく乳首を保湿して皮膚を柔らかくできれば良いはずなので、馬油でも問題ないと思われる。私は出産時に入院した病院で渡された馬油が余っていたので試しにそれを塗ってみることにしたのである。(本来は入院中に全部使い切る量だったが、さぼって余っていたのである。)塗る頻度としては、気が付いた時である。お察しの通り高頻度で塗れていないが、夜寝る前、朝起きた時、授乳後に気付いたらなるべく塗るようにしていた。塗る量は乳首の表面全体がぬるっとするくらいである。
ちなみに病院で渡された馬油はカネソンピア ピアバーユというもので、もし保湿剤にどれを使って良いのか迷っている方は参考にしていただけると幸いだ。これは塗った後に赤ちゃんがそのまま乳首をくわえても問題ないと言われたもので、赤ちゃんが授乳時に匂いを嫌がる場合はさっと拭いてから授乳すると良いらしい。トラタロスは気にならないタイプだったので塗ったまま授乳していた。
ちなみに病院で渡されたのは下記画像の4mlのものである。それでも十数回以上は塗ることができたので、そこまで乳頭トラブルがない方は最小の物で十分だと思われる。
中には保湿効果をより高くするために馬油を保湿剤を塗った後にラップをする、という方法も見かけたのだが私はこれを塗っただけである。私は塗った後に母乳パッドにあたって吸い取られていた分があったが、それでも馬油はしっかりと保湿効果があった。
最後に
授乳の度に痛むのは思っていた以上に辛い。まだ痛みが小さい時に、早めに対処してすっきりするのをお勧めする。また、悪化してしまうので自分で無理に取ろうとするのではなく、ポロリと取れるまでケアをすることが大切である。